› パブリカ › 2010年06月22日

2010年06月22日

帰れない二人

パブリカでは専ら「瓦版」作成中です。

生みの苦しみ。引っかかっているのは、
パブリカをどう説明しようか・・・。

そんな日曜日、高専の学生さんがパブリカ改装に向けて
スツールを試作するとの事。

今後瓦版にも学生の活動を紹介するかもしれないし・・・!
というわけで勝手に高専潜入取材!現実逃避ではありませんよ。取材取材・・・。

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おお~やっちょるの~。

前回の試作品一号はパイン材で出来ておりますが、木ネジが使用され、ほぞ部分も
怪しい・・・。

今回の試作はシナランバーコア材。ダボ継ぎにも挑戦するとか!
Sにとっては馴染み深い素材であります。
つい手が出てしまいます・・・。ちょっとやらして!

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全体をカットして、ほぞ部分をカットして。
素材の切り出しは、とにかくマイナスを出さない事!

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カットしたら水平垂直を意識しながらペーパーをかけていきます。
ここでどんだけ慎重に形を整えられるかでほぞ組みは決まります。
焦らず丁寧に。

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おお!いい感じ。美しい~。愛を感じますね。

が、他の板と組んでみると、まさかの寸法違い。
あ~らら。工数は帰ってこんです。

間違えた彼は凹んでおりましたが、大丈夫!
コレ、会社でやると「何で確認しとかねーんだよっ!」て上司に怒られるし、
皆のモチベーション下がるし、穴があったら本気で入りたくなるから!!(経験済み)

失敗した経験が多い人ほど他人に優しくなれます。

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幸い寸法が3mm多かったため、再びカットして、ペーパーがけです。
もし切り過ぎてたら材料も無駄になっちゃって、それこそ取り返しつかないですからね。
それこそ同情の余地も無く、もう涙目で材料買出し行くしか無いですから!(経験済み)

ものを作るって,時間が掛かります。職人さんの経験値なんかも考えてしまうと、
もう途方の無い時間です。

「良いモノ」は出来るまでに時間がかかる。
たとえ量産品でも開発の工程で相当赤字だったりします。

パブリカも時間をかけて創って行きたいですね。
また、パブリカを良いモノで埋めてやりたいものです。

学生さんありがとうございました!どうぞ愛あるものづくりを!

さあ、瓦版ももうひとふんばりです~。  

Posted by パブリカスタッフ at 01:02Comments(0)パブリカに関わる人々